●代表挨拶

「東海地区Q-Uリーダーズネットワーク」にこめる私の思い

 

 「楽しい学校生活を送るためのアンケートQ-U」は、子どもたちの学校生活における満足度を測るための質問紙です。河村茂雄先生が開発されて、早や20年が経ちました。いじめ・不登校・学級崩壊の予防、そして、よりよい教育実践のために全国で活用されています。

 東海地区でも、行政が推進して取り組んでいる地域、学校単位で取り組みを始めた地域、担任が独自ではじめた学級、などなど、スタートの仕方はそれぞれ異なりますが、どんどん広がってきました。

 それに伴って、Q-Uの研修会を開く学校が増えてきました。「研修会を開きたいのだが、どこに申し込めばよいの?」「どこに、どんな講師がいるの?」「講師は、どのような研修をしてくれるの?」などと、いろいろな疑問が出てくるようになりました。

 

 その疑問にお応えできるようにしたいという思いで、この「東海地区Q-Uリーダーズネットワーク」が誕生しました。

 

 Q-Uの講師は、自分が過去にどのような環境の中で生きてきたかによって、Q-Uに関する思い入れが少しずつ異なります。

  大学で研究している立場から、 行政に携わっている立場から、学校の管理職の立場から、学校の養護教諭の立場から、学級担任の立場から、などなど、様々な立場から、Q-Uを活かしていく 方法を模索しています。私たちは、それぞれの立場から自分の力量を磨いていくために勉強会を開いています。いろいろな講師の模擬研修を受けたり、資料交換 をしてディスカッションしたりしています。Q-Uの本筋は同じでも、そこに、講師の異なる人生経験が味わいを出しています。お互いに切磋琢磨しながら、 Q-Uを行っている先生方のお力になれるように勉強しています。

 

 Q-Uは、検査を行った時点がスタートです。その後、分析し、今後の取り組みを考え、実践する、その繰り返しが大切です。そのお手伝いができるようにと考えて、この会が誕生しました。少しでも多くの先生方にホームページを開いていただけるように願っています。

 

 

平成27年12月9日
代表 奥村桂子